親元から離れて気付いたこと
今体験で仮の一人暮らしをしている。
ここにいる人々があたたかく、眠れないこんな夜の3時頃、いつもは孤独を感じる様なシチュエーションで、心がなんだか、あたたかくぽかぽかしている。
今後これが続いていけば、両親から物理的に離れられていた精神病院への入院時よりも、調子が良くなりそうな予感だ。
そしてここからが本題です。
家を出て気付いたこと。
両親から、俺がいかに、一個のオリジナルな個性を持った人間として扱われていなかったかということ、だ。
これはひきこもりの親によく見ると言いたいパターンでもあるが、
両親は、息子である俺に対して精神的な距離が近すぎた。
近すぎてこんがらがってしまい、俺を絡めとってしまう程に。
この子は私の息子だからこれからコレコレこう言う子で、こう言う性格で、私がこの子のことをよく知っていて、私はこの子の事を理解出来る能力があって、理解出来ていて、、、みたいな。
或いは、、この子は私の子だから(私から作られたものだから)私よりも劣っていて、グズで性格悪くて、、、自分より優れたところがあると認めたくなくてけなしてとかマイナスの方にも。
その結果生じていたのが、私自身の自己認識の歪みだ。
つまり自分はこんな人間なのだ、という認識が歪んでしまうゆえに、他人(両親)から与えられたアイデンティティを基に、、、この場合本来よりもグズでクズで酷い性格の人間として思い込んだ上で行動してしまい、人生の随所で損をする状態になってしまっていたのだ。
私が両親から貰っていた負の遺産である。
今、私は、両親関係なく私の行動範囲で出会う人からは好かれる事が多い。
それで良いのだ。
みんな、自分の人生を生きよう。。。
いくら今までその人を養ってきたその人のご家族さんと言えど、本人ではない人間が、本人その人の自己認識や人生まで決めてはいけない。